コロナワクチンでアナフィラキシーショックで倒れて入院したので、救済申請をしてみた話

 まったくIRに関連していないのですが、ぜひ皆様と共有したいと思い、IRI Lab.のメンバーからOKをもらったので、今回は、コロナワクチンでアナフィラキシーショックになって、会場で倒れてそのまま入院したので、救済申請をしてみました、の話をしたいと思います。先日、愛知県の救済申請が通ったので、ブログにしてみました。

 ざっくり感想をまとめると

  • 関係してくれた方達、みんな親切で親身でやさしかった。
  • 書類を用意するのは意外に難しい。どの欄に何を書けばいいのか、書類だけでは分からなかったので、保健センターに行って説明受けたのがとてもよかった。
  • 事例が少ないようで、担当の方も手探りでした。
  • やっぱり、手間が掛かる、時間がかかる。

という感じです。

 救済って、もっと自動的に処理されるのかなー、と思っていたのですが、やっぱり”申請”なので、申請する側のコストは小さくないです。職業柄、裁量労働だったから何とかなったのですが、普通に働いていたら難しい人も多そう。かと言って、100万回あたり5例(ファイザー社)の事象に対して、何かシステムを構築するのもコスパ悪いなぁ、とも思ったので、これが最適な対応なのかもな、と思いました。ただ、申請した人がどんな準備をしたのか、とかのログがあればいいのに、とは思いました(なので、和嶋の例をブログで発信しました)。

 もし、システム化するのであれば、公共機関の申請系を調べて、共通項目などの整理をして、包括的なシステムにした方がよいのだろうなと思います。申請書の項目、同じような記載を求めることってかなり多いですよね。ポチッと押すと、国、愛知県、名古屋市の申請書が作成される、みたいなのはできそうな気がしました。とどのつまり、”業務の整理”がポイントと思います。そして、恐らく、整理もシステム構築もそんなに大変ではないと思います。ただ、大学でもそうですが、”組織や部署を跨ぐ”ことがもっとも難しいのだろうなぁ、と遠い目をしながら思いました。

 あと、追跡調査しないんだなぁ、と思っています。国の救済が確定したら、何か調査が入るのでしょうか?さすがに、もう記憶が曖昧です。

以下に倒れてから申請が通るまでをまとめてみました。

12月4日(日)【アナフィラキシーショックで倒れる】
 コロナワクチンを受けるため自転車で名古屋市立大学病院へ向かいました。予約の13:00前に到着、受付をしてすんなり接種完了でした。
 15分の待機時間、「帰ったら味噌煮込みうどん食べよう。ネギ買って帰らないと。」なんて考えながら待機していました。「そろそろ15分かなー」と時計を確認しようと思ったら、何かピントが合わないような感じがして、「おや?」と思っていると、すーっと目の前が暗くなる感じがしました。「あれ、これ貧血?」、と思い、スタッフの方に「すみません。何か、ひんけ・・・」と声をかけた所で意識がなくなりました。

 「あー、おれ、倒れた?」とちょっと意識が戻ったり、意識がなくなったりしてました。完全に意識が戻った時は、救急のお部屋でした。服が汗でびちょびちょで寒かったです。

 どうやら、会場にあったアドレナリンをすぐに打ってもらえたので、比較的回復は早かったようです。とても感謝です。
一通り説明を受けて、まる一日は経過観察が必要と言われ、誰か見てくれる人がいれば帰ってもよいよ、とのことだったのですが、一人暮らしのため、入院をお願いすることになりました。

 すごい量のひ汗だったので、脱水があったらしく、ずっと点滴でした。夜に熱が出て(恐らくワクチンの副反応)、点滴に解熱剤を入れてもらえて、とても楽でした。ワクチンを打つと、いつも副反応で熱が出てつらかったので、よかったです。
12月5日の午後に退院しました。書類が間に合わないとのことで、後日郵送となりました。

1月20日(金)【病院から請求書到着】
 病院からの請求書が郵便で届きました。ここで、「そういえば救済制度があるんだよね?」と思って、ちょっと調べてみたら、名古屋市のコロナ相談電話番号を見つけました。
https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000156649.html

1月26日(木)【いろいろ電話】
 見つけた電話番号に電話してみました。そうしたところ、瑞穂区の保健センターに電話してください、とのことでした。
早速、瑞穂区の保健センターへ電話してみました。

保健センターに電話したところ、
「領収書での手続きになるので、まずは支払いをして、領収書をもらってほしい」
「説明をするので保健センターにきてほしい」
ということで、すぐに振り込みをして、病院からの領収書を待つことにしました。

1月30日(月)【領収書到着】
 病院から領収書が郵送で到着。とても早かったです。

2月13日(月)【保健センターの予約】
 領収書が届いたので、改めて保健センターに電話して、予約しました。

2月14日(火)【保健センターで説明を受ける】
 保健センターにて説明を受けました。
書類の説明に合わせて、愛知県独自救済があることも教えてもらえました。しかも、申請書以外は国の救済書類でOKとのこと。
とても丁寧に説明していただいて、「?」と思った所も質問しやすかったです。
ただ、事例が少ないようで、ご担当の方も確認しながら、という感じでした。例えば、コロナの場合、ワクチン接種時の問診票(予診票)が必要らしいのですが、管理は、接種場所での管理になるそう。引越ししたばかりだったので、その場合どうするか不明だったらしく、その場で担当に問い合わせをしてくれました。特に取り寄せなどをしなくてもOKとのことでした(後日、やっぱり必要だったことが判明しますが)。

3月17日(金)【病院に書類を作ってもらいに行く】
 名古屋市立大学病院に書類2つを書いてもらうための手続きに行きました。文書窓口というのがあって、診察券を出して、すんなりと終了。約1ヶ月後に書類ができるとのことでした。

4月27日(木)【書類取りに行く。保健センター予約】
 いろいろあって、病院に書類を取りに行けず。とりあえず病院に書類ができているかを確認するために電話しました。
健康センターにも電話して、来訪を予約。

5月12日(金)【保健センターに書類提出。名古屋市独自の救済もできたと聞く】
 自分の予定と保健センターの担当者の予定が合わず、今日まで処理が伸びてしまった。病院に書類を取りに行って、その後、保健センターに行って、無事書類を提出できました。しかも、名古屋市独自の救済制度ができたようで、1枚書類を書いて、そちらも提出しました。

6月21日(水)【やっぱり予診票が必要だった】
 保健センターから着信があったのですが、出れず。後日、手紙が届いて、大阪で接種したときの予診票が必要とのことでした。

6月22日(木)【阪大に連絡してみる】
 大阪では阪大で接種したので、阪大のWebサイトを見たら、ワクチンに関する問い合わせ先が書いてあったので、メールをしてみました。そしたら、その日のうちに予診票の写しが返ってきました。迅速なご対応、感謝であります。
印刷して、保健センターに郵送しました。

8月16日(水)【愛知県の救済が通った!】
 手紙が届いて、愛知県の救済が通ったようで、振り込み確認できました。県の方が1番早かったです。

国と市の救済は、まだ連絡がありません。進捗があったらまた発信しようと思います。

お役に立てれば幸いです。