超簡単に差をグラフにする:「人件費の変化シミュレーション」のVizで使っているTableauの機能について

 大学IRで集計作業をしていると、たまにですが、前年度の差、とか、ある年度からの伸び幅とか、いわゆる「差」を表現することを求められることがあります。「差」を出すとなると、データの加工が必要と思われる方も多いと思いますが、Tableauならばその必要はありません。

手順は
 1.差を表示させたい項目を右クリック
 2.「簡易表計算」から「差」を選択
 3.さらに右クリックして、「基準」から、差を計算する基準を選ぶ
の3ステップです。

 詳しくは、以下動画をご覧ください。

 

 この「差」の表示、過去との比較で現状が分かりやすい表現と思っています。一方で、過去より下がっていた場合、その「差」をネガティブに捉える方もいらっしゃいます。IRとしては、「状況を見せたい(ニュートラルな気持ち)」なのに、ネガティブに捉える方にとっては、「下がったと評価された」と思われるようです。データの”意識”を合わせるのは意外と難しいと感じます。
 データによっては要注意ではありますが、Tableauで「差」を表現するのは簡単なので、1つの武器として使い方を考えつつ「差」の表示を使用してはいかがでしょうか。

 お役に立てれば幸いです。