新しいレコードと古いレコードが混じっている場合も簡単:Prepを使って新しい方だけ残す

 データを整形していると、特定の条件のものだけ残したい、なんて言うことがあります。例えば、試験データの履歴がすべてデータに残っているんだけど、その中からひとりずつ新しい方のだけ残したい、なんていう状況です。

 Prepを使うと、2ステップで新しい方だけ残す、という処理ができます。いつものように、IRI Lab.の山本さんより教えてもらいました。

  1. 「計算フィールド」で、{ FIXED [固定したい項目1],[固定したい項目2],.. : MAX([最大値を取りたい項目]) }と入力
      例えば、{ FIXED [試験種類],[学籍番号] : MAX([試験日]) } な感じ。
  2. 「値のフィルター」で、MAXの値と等しい対象データだけ残す
      例えば、[最終試験日]=[試験日] な感じ。

 作業手順を動画にしてみました。以下よりご視聴ください。

 IRでは、ローデータを集めることが基本となっていますが、ローデータはそのデータを管理している所の業務に合うように作られているので、IRで活用する際にどうしても一手間かかってしまうことが多いです。そんな時、Prepをちょっと知っていると、かなり楽にデータの整形ができます。
 

 お役に立てれば幸いです。