人件費の変化シミュレーション:「IRシミュレーション:役職人数編」に人件費をつけてみた

 先日、「IRシミュレーション:役職人数編」にて、役職と年齢、人数の経年変化をシミュレーションしましたが、ふと、結構簡単に人件費のデータをつけてシミュレーションできるかもと思ったら、意外とすぐできておもしろかったので、記事にしてみました。

 役職、年齢、人数のルールについては、前回の記事をご参考ください。前回作ったシミュレーションデータに、以下の年収表をもとに年収をつけたデータを作りました(年収表は適当に作りましたが、一応、学校教員統計調査を参考にしてみました)。

 シミュレーションのTableau VizはこちらのPublicよりご確認ください。
(大学ファンドのニュースを目にしたので、50年分シミュレーションしてみています。)

 和嶋の作ったこの仮想大学の場合、定年70歳になった場合は、約10年ほどで人件費が多くなり、スタートより15%ほど人件費が増えてしまうようです。また、約30年経てば、人件費がスタートラインに戻るようです。

 約40年で人件費は底を打ちますが、年齢の高い教員が少ない状態になるようです。実はこれ、スタートから約10年経過すると人件費が多くなることとリンクしていて、10年経過の時には年配層が多く人件費が増えているのですが、その分、若手ポストが空かないので教員になれる人が少なく、その少ない若手が偉くなるころに、人件費が抑えられる、という構造のようです。

 定年65歳の場合も、人件費の増加が観測されますが、50年トータルで見るとトントンかな、とみえます。

 いずれにしろ、完全年功序列ポスト固定型の我が仮想大学では、定年を延ばす場合、スタートしてすぐに人件費に悩まされる日々を送ることになりそうです(笑)。

 もし、「こんな初期分布から始めてほしい」、「こんなルールを追加してほしい」などご要望がありましたらご連絡ください。一緒にシミュレーションしてみましょう。

 お役に立てれば幸いです。

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